ライブ中継だからこそ起きた、ゴルフルールでの"取り返しのつかない"発言が話題になっている。
ライブ中継では発言にご注意を
ヤマハレディース最終日。ライブ中継したのはBSテレビ朝日で、解説は藤田寛之、森口祐子、戸張捷氏。優勝争いしていたイ・ボミの2打目が、カジュアルウォーターと思しきフェアウェイに着地した。その時、戸張氏が「カジュアルウォーターでの救済では、ボールは拭けません」と発言。しかし、すぐに切り替わった場面で、イ・ボミはカジュアルウォーターを確認し、ボールを拾い上げ、キャディがゴシゴシと拭き始めたのだ。
結論をいえば、戸張氏のコメントは間違いだった。ゴルフ規則25-1bに「異常なグラウンド状態(カジュアルウォーターなど)での救済では球を拭くことができる」とある。
不思議だったのは、カジュアルウォーターでの救済措置を知らなかったはずのない他の2人の解説者(藤田、森口)からの発言がなかったこと。さらに、その後、テロップなどでの訂正もなかった。
BSテレビ朝日に問い合わせると「誤解を与える発言でした。訂正のテロップを出す間もなく、申し訳ありませんでした」とのこと。誤解を与えるではなく、間違いの発言なのだが……。
戸張氏本人に聞いてみた。「50年もゴルフをやっているのに痛恨の極み。昨年の女子プロでのルール問題などと錯綜してふっと出てしまいました。ブログなどで、機会あるごとに『申し訳ない』と謝っています」
テレビの影響は大きい。全英、全米オープンなどの中継では全米ゴルフ協会や、R&Aのルール専門家が必ず解説席に座ることになっているが、日本でも同じことが求められているのかもしれない。
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