先々週開催の女子ツアーのメジャー第1戦は、昨年までの「クラフト・ナビスコ」から全日空がタイトルスポンサーの「ANAインスピレーション」に今年からなった。同大会は優勝者が18番グリーン周りの池に飛び込むのが恒例だが、それに続いて行われる表彰式で用意されたローブがあの「今治タオル」の特製品だった。
愛媛県今治産のタオルといえば、一時は安価な外国産に押され"存亡の危機"にさらされた。だが、そこから市内のメーカーが一致団結して再興の知恵を絞り、品質の良さで「今治タオル」のブランドを確立。海外からも注目されるまでになった。
そのタオル生地で作られたバスローブが、今年のANAインスピレーションを制し、池に飛び込んだブリタニー・リンシコムの体を包んだ。ローブ姿で行われる表彰式も同大会の恒例なのだが、どうしてわざわざ今治産が?
「ANAさんからのご提案で、ともに日本を代表する高品質の提供者で、ともにお客さまに日本ならではの優しい"おもてなし"の心で奉仕する、という共通点から選んでいただけたようです」(四国タオル工業組合・木村忠司専務理事)
提供されたローブは、アメリカ産綿花の厳選素材で作られた10万円相当の超高級品。通常よりも軽く、柔らかい肌触りに仕上げてあるそうだ。
残念ながらリンシコムの感想は、メーカー側には届いていないそうだが、さっそく手放せなくなっているに違いない。
ちなみに、特製のため、同様の商品は市販されていないが、今治タオルのローブであれば2万円前後で販売されているとのこと。チャンピオンローブ、体験してみる?
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