松陰先生、ゴルフ界にも黒船が来るかもしれません!
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2015/4/28号
2015/4/27更新

松陰先生、ゴルフ界にも
黒船が来るかもしれません!

 先日、欧州ツアーのジョージ・オグレディCEOが、日本での下部ツアー(チャレンジツアー)共催を目指していると、発言した。どこまで具体的な話で、どのような意味を持つのか。関係者に聞いた。

 欧州ツアーは5月~10月は欧州各国で開催されるが、11月~4月はアジア、アフリカを転戦する。今年もインドとモーリシャス(インド洋の島国)で競技を新設。さらに、豪州ツアーとの提携話が浮上するなど、アジア方面に向ける視線は依然熱い。

 そこで報じられたオグレディCEOの発言だが、欧州ツアーはかねてから日本ツアーとの共催を模索。だが、時期的な問題など障壁が大きいため、現在は方針を変更。日程の自由度が高いチャレンジツアーの日本開催(共催)を目指して働きかけをしたい、という内容だ。

 同下部ツアーは中国まで進出しているが、さらに日本・韓国・東南アジアへも舞台を広げ、世界で活躍する若手育成の場にしようというのだ。

 彼らは精力的にアプローチしているようだが、具体的な話になっているのだろうか?「欧州ツアーを含め、各ツアーとの提携は常に模索していますが、具体的な案件はありません」(日本ゴルフツアー機構)ということで、話はそこまで進んではいないようだ。

 だが、欧州下部ツアーの共催は日本にどのような影響をもたらすのだろうか?

「僕は歓迎です。ただし、日本の選手もツアー機構も、ただ試合数が増えることで満足するのではなく、選手は欧州ツアーを経て世界に飛び出す足がかりとすること。ツアー側は欧州ツアーが見せるであろう主催者権を活用したビジネスモデルを自分たちの運営に取り入れるような姿勢がなければ、何の意義も認めません」と欧州ツアーの運営に詳しいタケ小山氏。

「黒船到来」ではないが、どうせやってくるなら、日本のゴルフ界を強く刺激するものであってほしい。

 
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