実現する?ポーラが提案する女たちのマスターズ
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2015/5/26号
2015/5/19更新

実現する?
ポーラが提案する女たちのマスターズ

 ポーラー・クリーマーがゴルフ活性化のための画期的提案をしたという。

私の提案、どうかしら?

「女性版マスターズを開催してはどう?」というのがそれ。男子のマスターズはメジャーのなかでも“ゴルフの祭典”といわれるほど別格の人気を誇る。その大会の女性版を同じコース(オーガスタナショナルGC)で、マスターズの余韻の残る次週に開催したらというのだ。そうすれば女子ツアー界のみならず、ゴルフ界全体の隆盛につながるのではというのがポーラの意図のようだ。

 同コースはライス元国務長官など女性会員を入会させたり、マスターズ初日には全米中からジュニアを募り、「ドライブ・チップ&パットコンテスト」を行ったりして、従来からの閉鎖的イメージの払拭に必死。今回の提案も"不可能"とは決めつけられないだろう。しかし、今のところマスターズ委員会はこれに対してコメントを発していない。

「アイデアとしては面白いし、可能性はないとはいえない。ただ、現実的にスポンサーをどうするかでしょう。LPGAはタイトルスポンサーありきだろうし、マスターズでは冠は一切ノーですから。実際は、コカ・コーラ、メルセデスベンツがスポンサーですが、大会中その表示は全くなし。それが威信となっているわけですが」(マスターズに詳しいテレビ解説者・岩田禎夫氏)

 大会運営のボランティア確保などの問題もあるというが、それは昨年、全米オープン、全米女子オープンを2週続けて同じコース(パインハーストNO2)で開催した例もあり、クリアできそう。

 あとはマスターズ委員会の英断ひとつにかかっているのだが……。

 
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