PGA大忙し。アカデミー運営に続き物販にも本腰
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2015/5/26号
2015/5/19更新

PGA大忙し。
アカデミー運営に続き物販にも本腰

 ここのところ、PGAの八面六臂ぶりが目立っている。

 「ゴルフ人口を14年の850万人から、東京五輪開催の20年までに950万人。10年後の24年には1200万人に」を目標に、さまざまな取り組みに着手しているのだ。

 ちなみに、この数字は倉本昌弘会長が立ち上げた諮問機関、経営戦略会議がまとめた『ゴルフ市場再活性化に向けた新たな提案(提言書)』に記されたもの。

 この提言書にある改革案のうち、すでに具体的に動き出しているのが「PGAゴルフアカデミー」だ。PGAは独自のレッスン方法を持ち、全国47都道府県に会員がいる。こうした人材を活用してレッスンを行うというもので、6月に太平洋C益子(栃木)、東条の森CC(兵庫)に開設。東京・名古屋・大阪で5~10校開校し、全国に展開していく計画だ。

 また、「エンドユーザーに強く、影響力がある」(事務局次長・根本修一氏)と、会員を通じて物販を行う「プロライン」も視野に入れる。日本ではギアを店で買う「ストアライン」が主流だが、アメリカではPGA会員を通して買う「プロライン」はごく一般的。日本のPGAもそこに向け本腰を入れるというわけだ。

 さらに、"草の根活動"も活発。2月のゴルフフェアでは「一大イベントに積極的に協力しよう」(根本氏)と会員に声をかけ、全国から19人の会員が参加。これまでもPGAのブースは出していたが、初めて運営にも回った。手弁当で駆けつけた会員、つまりプロゴルファーたちが、チャリティオークションや駐車場の誘導などにも関わり、盛り上げに一役買った。倉本会長のもと、PGAの"策"は広がっている。

 
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