今季の男子ツアーは、海外との共催も含めると27試合と昨年より3試合増だが、ピーク時(82年)の46試合と比べると、低迷を脱したとは言い難い。そんななか腕試しの場としてのミニツアーが活況を呈している。
このほどプロギアが「PRGR RS CUP」という新たなミニツアーの開催を発表。6月~9月の間に関東各地で4試合の予選会を開催し、10月に大洗GCで決勝大会を行うというもの。優勝賞金は予選会が40万円で決勝大会が80万円。1日競技の賞金額としては魅力的だ。
出場資格はプロと研修生のほかHC15以下のアマチュアで、アマチュアに関してはスクランブル方式のダブルス戦もあり、決勝大会上位のアマチュアは、プロとラウンドもできる。
今年シニア入りした米山剛は、ミニツアーで試合勘を維持してきたプロのひとりだが、「出られる試合が増えるというのはありがたいことです。ぜひエントリーしたい」と語る。米山が足繁く出場していたミニツアーに4年前に発足した「ATPゴルフツアー」がある。年間50試合ほどで、その多くが男女同時開催だ。
賞金もさることながら勝ち上がるとレギュラーツアーに出られるのが魅力というミニツアーもある。「ATLASユピテル杯」(3試合)は中日クラウンズへ。「太平洋オープンゴルフ」(5試合)は三井住友VISA太平洋への出場につながっている。
「元シード選手とか、オープンウィークだとシード選手も出るミニツアーもありますから、刺激になるし楽しいですよ」と米山。
若手や研修生には登竜門。ベテランには再起の場所。腕に覚えのあるアマチュアも楽しめるのがミニツアーだ。
【関連記事】こちらも注目です!
2015/01/13 試合数は?男子3増で女子増減0
2014/07/29 年間50試合出場の猛者も人気のミニツアーは“プロの矜持”
2014/03/04 男子ツアーが1試合増昨年と同じ計25試合に
一覧へ戻る
|