謎のベールに包まれる“世界一”、パインバレーを日本人会員が語る
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2015/5/26号
2015/5/19更新

謎のベールに包まれる“世界一”
パインバレーを日本人会員が語る

 米ゴルフダイジェスト社が先頃発表した「世界のベストコース100」の1位は、今年もパインバレーGC(アメリカ)だったが、同コースに初の日本人会員が誕生した。

 同コースは1922年開場の米国でも指折りのプライベートコースで、現在会員は約1400人。むろんその名前は非公開。トーナメントなどは開催していないので、日本人にとっては秘密のベールに包まれている。その昔、米国留学していた赤星六郎が会員になったという説があったが、デマだったと明かすのは日本人初の会員となったゴルフ場設計家の川田太三氏だ。

「入会の打診があったのは2012年で、翌年に入会しました。69歳でしたから、あと何年できるかなということで迷ったのは事実です。しかし日本人ゴルファーとして名誉でもあるし、日本人をたくさん連れてきてこのコースを知らしめてほしいとのオファーもいただいて決心しました」

 入会は同コースの選考委員会で決定されることで、すべて非公開。年会費なども口外してはいけないという。入会希望者が何百人もウェイティングしているというが、同コースでは「入りたい人」ではなく「入れたい人」が選考基準。川田氏が入会推薦されたのも、全米ゴルフ協会でボランティア精神を讃えるジョー・ダイ賞を受賞したことと無関係ではあるまい。

「パインバレーが特別なのはほかに比べようのないオンリーワンということでは。また設計者の目でみると、優れているのは18ホール、同じ印象のホールが全くないということです」

 川田氏は今年も有志を連れて同コースを訪ねたという。

 
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