4大メジャーに次ぐ"第5のメジャー"と呼ばれるプレーヤーズ選手権。最終日を首位と3打差でスタートし、米ツアー初優勝こそならなかったものの、8位に食い込んだ石川遼。石川にとって米ツアーでのベスト10フィニッシュは、昨年3月のアーノルド・パーマー招待以来のことだ。苦戦が続く石川だが、今季初、久々のベスト10フィニッシュが復調のきっかけになるのか?
笑顔も戻ってきた
今年1月、「6月以降本来の遼クンの良さが出始め、確実に優勝争いに絡みだす」と予言していたのはプロコーチの江連忠だ。
江連は昨年12月、初めてチーム石川の沖縄合宿に参加した。石川自身も「芯から変わっていく印象」と、好イメージを持っていた。
予言の理由について、江連は次の3つを挙げる。
「第一に、高い目標を持っていい練習をしている。第二はオフにショートゲームを徹底して磨いたこと。最後は6月ごろから日本人キャディが帯同すると聞いているので、メンタル面でも余裕が生まれるはず」
今回の活躍は予言よりもひと月早いものになったが、プレーヤーズ選手権での戦いぶりを江連はどう見たのか?
「ショートゲームに助けられた、というのが今回の印象です。パターひとつとっても順手にしたり、クロスハンドにしたり。まだまだ試行錯誤はしているようですね。最終日の14、16番に代表されるように、ドライバーは曲がっていましたね。それでも臨機応変に対応しながら、この成績にまとめたのは大きな自信になるでしょう。ドライバーの曲がりについては、過去にはセベ、近年ではバッバ・ワトソンとか、丸山茂樹なんかもそうですが、曲げて勝つ選手が多いのも米ツアーです。曲げずに勝とうと、必要以上に神経質にならないでいいと思いますよ。頭もいいし、いい練習をしているので、今回の結果がいいきっかけになることを期待しています」
江連の予言する"6月"はすぐそこ。米ツアー初優勝を期待したい。
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