プレーヤーズ選手権最終日に終盤4ホールで5アンダーと脅威の追い上げを見せ、3年ぶりのツアー2勝目を飾ったリッキー・ファウラー。その直前、まったく別の件で頂点に立っていた。
リカバリー成功!
米「スポーツイラストレーテッド」誌が選手に行ったアンケートの結果が発表されたのは大会前。それによると「もっとも過大評価された選手」で24パーセントの票を獲得し、イアン・ポールターと並んでファウラーが1位になったのだ。
ファウラーは、独自のファッションやキャラクター、派手なルックスが注目を集め、ツイッターのフォロワーも90万人を超えるなど、米ツアーでも有数の人気を誇る。コブラプーマゴルフやレッドブル(清涼飲料)の広告塔としても活躍し、13年には獲得賞金以外の収入が450万ドル(5億円余り)あったという。
その一方、13年にツアーで稼いだのは180万ドル。09年のプロ転向以降、優勝は12年のウェルズファーゴ選手権の1回のみという点が"過大評価"とされたようだ。
とはいえ、ツアー1勝だから過大評価とは早計だろう。昨年は4大メジャーすべてでトップ5に入ったが、過去に成し遂げたのはジャック・ニクラスとタイガー・ウッズしかいない。世界ランキングも、初優勝を挙げて以降は56位が最低で、今回の2勝目で半年ぶりに9位に復帰した。本人はアンケート結果を気にしており、「あの結果を逆利用してやる」と燃えていたのだとか。米ツアーに詳しいタケ小山氏は「ほかの選手のやっかみでしょ。ファウラーもポールターも素晴らしいプロ」とバッサリ。
メジャーに次ぐビッグトーナメントを制し、「ポスターボーイ」の汚名(?)を見事返上した。
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