先々週の女子ツアー、ほけんの窓口レディース2日目。初日6位タイと好調なスタートを切った柏原明日架が15、16番で連続ボギー。悔しさからか、直後にグリーン面をパターで強打。明らかな損傷をつけ、そのままグリーンを降りてしまった。その様子がテレビ中継で放送されたものだから、非難の声が大きく挙がった。
結果は6位タイだった
この試合の中継は普段から選手のマナーに厳しい樋口久子(日本女子プロゴルフ協会相談役)が解説を担当していた。ところが、問題の場面はCM入り直前だったため、樋口が「マナー違反」と指摘し、視聴者を納得させることができなかった。それもあってか、ネット上にはファンの“義憤”が噴出する騒ぎになった。
その声は女子プロ協会のフェイスブックにも直接寄せられたことから、ツアー側もすぐに対応。協会に確認したところ、翌日に柏原を呼び、厳重注意したという。
「最初は記憶にないという返事でしたが、実際に映像を見せたところ、本人は相当にショックだったようで、体を小さくして反省していました」
実際、柏原に尋ねると「あのときの記憶がなくて、どうしてあんなことしたのかわからないんです。でも、してはいけない行為だったと思っています」とのこと。
この件について、ゴルフマナー研究家の鈴木康之氏は、「今回はたまたまテレビ中継に映りましたが、私の目から見れば、男女を問わずツアー選手のマナー違反は珍しいことではありません。協会の指導不足が問題だと思います」と選手のマナー違反に対する協会の認識の甘さを指摘する。
ファン&スポンサーサービスでは優等生と言われる女子ツアー。次に向上を図るべきは、この分野だろうか。
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