ローリー・マキロイが、アーノルド・パーマーと肩を並べた? と、ちょっとした話題になっている。
先週開催されたアイリッシュオープンは、日本オープンのようなナショナルオープンだが、正式名は「アイリッシュオープン・ホステッド・バイ・ローリー・ファウンデーション」。つまり、主催はマキロイのチャリティ基金で、母国のナショナルオープンにその名を入れて、ホスト役となっていたのだ。
ヨーロッパツアーでもっとも歴史のある試合の一つであるアイリッシュオープンだが、過去4年、冠スポンサーがつかず、有名選手がなかなか集まらなかった。そこで欧州ツアーから担ぎ出されたのが、マキロイだ。
子どものためのガン基金であるマキロイの基金の本部が、今年の開催コースから数キロのところにあるのも「素晴らしい偶然」と、マキロイ。「これで、ほかのゴルファーたちにも身近に感じてもらえる」と喜んだ。
マキロイの働きかけもあって、今年は、ドバイデューティフリーという冠スポンサーもつき、また、リッキー・ファウラー、セルヒオ・ガルシア、アーニー・エルス、マーティン・カイマーといったスター選手たちも集まった。
欧米のツアーで、正式名称に選手の名前がついた試合は、バイロン・ネルソンクラシックとパーマー招待くらいで、よほど人気と実力がなければ、個人名は使われない。確かにニクラスは、メモリアルのホスト役だが、メジャー18勝のニクラスよりもメジャー7勝のパーマーのほうが、人気という点では高かったのだ。
考えてみれば、戦後の欧州ツアーの選手で、メジャーの勝利数でマキロイの4勝を上回っているのは、ニック・ファルドの6勝とセベ・バレステロスの5勝だけ。26歳のマキロイ人気は、すでにレジェンド入りの資格十分ということか。
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