最高気温が30℃以上の「真夏日」が続いた5月の日本列島。この時期にこれだけ気温が上がるということは、この夏も酷暑となるのか……。気象予報士の森田正光さんに聞いてみた。
そもそも、5月の記録的な暑さの原因は何だったのか?「高気圧に覆われやすく低気圧が近づきにくかったため、晴れた日が多くて雨の日が少なかったんです。雨で暑さが落ち着くことが少なかったといえます。また5月は、台風6号と7号が相次いで北上しましたが、台風が南から熱帯の暖かい空気を日本付近に運んできたため、気温が高くなったと考えられます」
6月以降の暑さが気になるところだが、どうやら思ったほど気温は上がらなそうだ。
「5月25日に発表された3か月予報によると、6月もとくに上旬まで暑さは続きそうですが、7~8月は晴れの日が少ない時期がある見込みで、気温も平年並みか低くなるところがありそうです」
気になる梅雨はどうか。「九州から東北にかけて6月の降水量は平年並みか少なくなりそうで、梅雨入りが遅くなる可能性がある」という。7~8月は降水量が多い予想で「梅雨明けは遅く、天候不順な夏になる恐れがあります」
さらに「これからは湿度が高くなるため、とりわけ熱中症に要注意。また、梅雨が本格化すると大雨になって雷を伴うので、ラウンド中に真っ黒い雲が近づいたり雷鳴が聞こえたら避難を考えましょう」
今年の夏ゴルフは、湿度や天候にご注意を。
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