ブリヂストンレディスでツアー4勝目を挙げた吉田弓美子。これまでの3勝は長尺パターを使ってのものだったが今回の優勝では普通の長さのパターに、とあるグリップを装着していた。
静岡県のメーカーが製造する「JOPグリップ」がそれだ。昨年のマイナビで小田龍一が5年ぶりの優勝を遂げた時にも使用され、今年の2月には、パッティングの不調に悩む宮里藍が使ったことでも話題を集めた。
長尺・中尺パターのアンカリング禁止ルールの施行を来年にひかえ、吉田も今年からノーマルの長さのパターを使っていた。吉田の使用するタイプ(NO. 2)は165グラムと、パターグリップとしてはかなりの重量があり、手元寄りの重さを感じられるところに共通点があるようだ。特徴としては「グリップの延長線上にパターのヒッティングポイントがあり、方向性と操作感が安定します」(JOP株式会社代表取締役・平野旬氏)という。
ショップでは吉田の優勝前からすでに人気で、世田谷区上北沢のゴルフ工房、ベルクラブのクラフトマン、平林准さんによると「昨年あたりから人気がブレークしています。オートマチックに打ちたいという人の要望にマッチしていますね。N0.1~3まで3種類ありますが、うちでは吉田プロも使うNo.2のシェアが90パーセントです」という。
最近では内外のプロが使用する影響でスーパーストロークグリップが流行しているが、国内メーカー発のニューフェースにも今後ますます注目が集まりそうだ。
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