ミズノオープン優勝の手嶋多一は、勝利の要因のひとつにハウスキャディの存在をあげた。
「大会中、パットが好調だったが、それを支えたのはキャディ、三島千春さんのグリーンの読みだった」と手嶋。彼女は勤続25年のベテランで、この大会で手嶋につくのは4回目。最初の2年は偶然だったが、翌年から指名を受けた。
「手嶋さんは見た目どおりの穏やかな性格でやりやすかった。グリーンの読み、風についても聞かれましたが、私たちはコースのことは知り尽くしているし、風の吹き方にもノウハウがあります。ハウスキャディならではだと思います」と三島さん。ハウスキャディなるがゆえの強みに手嶋は全幅の信頼を寄せている。
もうひとつ、キャディといえば専属キャディの存在もある。男女ツアーとも、ハウスキャディ、専属キャディ、どちらを選ぶかは各選手が決めること。
「選手がキャディに何を求めるかでしょう。コースのことを綿密に知りたいならハウスキャディだし、プレッシャーのかかったところで頼りになるのは専属キャディかもしれません。ずっと一緒にいてマネジャー兼の人もいるでしょうし。僕はどちらも現役ツアーの頃から適宜にお願いしています」とはベテラン湯原信光。その湯原の経験によれば、セントアンドリュースのオールドコースで雇ったキャディのデータの緻密さには驚かされたという。撒いた水の量、範囲まで教えてくれたそうだ。
そういえば手嶋も今回の勝利で全英オープンに出場でき、オールドコースを訪れる。さて、手嶋はキャディをどちらにするだろうか。
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