週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

「深呼吸して」
ウォーカーのメンタルコーチは小学生!?

　ツアー５勝のジミー・ウォーカー（36）に強力なメンタルコーチがついた（？）と、ちょっと話題になっている。

　ブッチ・ハーモンがスウィングコーチについてからメキメキと頭角を現してきたウォーカー。昨シーズンは３勝、今季は１月のソニーオープンを含む２勝。６月５日時点で、世界ランキング11位、賞金ランキング２位と好調のように見えるが、実は３月のテキサスオープンで優勝して以来、調子を落としており、マスターズで38位タイ、ＷＧＣマッチプレーで52位タイ、プレーヤーズ選手権で今季初の予選落ち、クラウンプラザで65位タイと、＂らしからぬ＂プレーが続いていたのだ。

　そこへ現れたのが、10歳の小学生２人。実はバイロン・ネルソンの本戦前のプロアマで、キャディを務めた小学生なのだが、このうちの１人の顔にボールが当たりそうなのをウォーカーが助けたという出来事があった。２人は早速お礼の手紙を書き、それを読んだウォーカーが立ち直りを見せて、この試合で２位タイという成績を挙げたのだ。

　手紙の内容はこうだ。「たくさんの人たちがいろいろといってきたら、一息入れる。もしフラストレーションがたまったら、呼吸して、いいスウィングをすることに集中しよう。予選を通過して、優勝することを願っています」。さらにもうひとりは、ズバリ「あなたにアドバイスがあります」と切り出し、「深呼吸して、全力を尽くすということを思い出してください」と書いている。

　ウォーカーが２人のアドバイスをどれだけ取り入れたかはわからないが、「バイロン・ネルソンでお守りを手に入れた」と、大喜びしていた。

　
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