2020年の東京オリンピック開催に向け、各競技で若い世代の強化が進んでいるが、ゴルフ界でも若い世代の"掘り起し"が活発になっている。
ゴルフ場運営大手のPGMは、運営する全国の10ゴルフ場で6月1日から18歳未満のゴルファーを対象とした「ジュニア会員」の募集を開始した。
入会の条件は、希望者と親権者が日本国内に住民登録し、実印登録している親権者の同意があることで、会員資格は18歳になって最初に迎える3月31日までとしている。
「当社は、09年から実施しているジュニア向けプログラムを通して子どもたちにゴルフの楽しさを伝えるとともに、14年からは『PGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会』に特別協賛し、実力のある若手ゴルファーたちが活躍できる機会を提供するなど将来のゴルフ業界を担う若手ゴルファーたちを積極的に支援しています。今回の『ジュニア会員』もその一環と考えています」(同社広報グループ部)
募集金額は扶桑CC(茨城県)5万4000円、岸和田CC(大阪府)7万5000円など、正会員に比べると最大で約70パーセントのオフとなっている。また、会員になると正会員と同じ料金でのプレーが可能で、ハンディキャップが取得できるなどの特典があり、ジュニア会員の資格を喪失後、1年以内に正会員として入会する場合、入会金や名義変更料に特別料金が適用されるというメリットもある。
「募集開始前からお問い合わせをいただいています。皆さんの関心は高く、評判は上々」(同)
有望な"顧客"を青田買い? 今後のゴルフ人口増につながるか、注目したい。
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