週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

道交法改正。キャディバッグ担いで自転車は
安全運転義務違反の恐れ大！

　自転車の危険運転に対する改正道路交通法が６月１日から施行された。＂自転車ゴルファー＂に影響はあるだろうか。

　その概要は自転車の信号無視、一時不停止、ブレーキ不良自転車の運転など14項目を「危険運転行為」に指定したもの。14項目の危険運転行為のなかには、自転車運転中に携帯電話を使用するなどの「安全運転義務違反」も含まれるのだが、そこで思いつくのが、重たいキャディバッグを担いで自転車に乗る行為。はたして警察の見解はどうなのだろうか？　

「重いキャディバックを担いだことが原因でハンドルやブレーキなどの操作が確実にできず、歩行者などの他人に危害を及ぼすような運転となったときは、もちろん『安全運転義務違反』が適用される場合があります」（警視庁担当者）

　つまり、キャディバッグが重すぎて自転車の運転が不安定になったりふらついたりするようなら、安全運転義務違反に抵触する恐れ大というわけだ。同様に自転車のハンドルからはみ出すような長いクラブを持って運転していて歩行者に危害を及ぼしそうになった場合も安全運転義務違反に抵触する。そして、こうした悪質な危険行為を繰り返して３年間に２回以上摘発されると３時間の安全運転講習の受講命令が下され、もし命令を無視して受講しなかった場合は「３か月以下の懲役または５万円以下の罰金」と、かなり厳しい罰則だ。

　弁護士の江口英彦氏にも聞いてみたが、やはりキャディバッグを背負った運転は「道路状況によって、安全運転義務違反になる可能性がある」とのこと。

　くれぐれもご注意を。

　
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