JGA(日本ゴルフ協会)が昨年から導入しているHC算出に公平な、スロープレートシステム。徐々にだが、普及し始めているようだ。
スロープレートシステムとはUSGA(全米ゴルフ協会)が創案したコースレートとは異なるコースの難易度で、これまでの、プレーヤーのグロスからコースレート(CR)を単に引いただけの方法でなく、技量の差、男女、異なるゴルフ場、異なるティでも公平に競える要素を加味したもの。JGAでも10年頃から導入を研究し始め、昨年に実現した。
このJGAハンディキャップシステムの普及に動いたのはPGS(日本パブリック協会)。昨年は「PGS東日本スロープレートアンダーハンディ選手権競技」を1都5県12コースで開催し、計218人が参加している。
「インターネットでスクリーンに他コースからの順位データを映し出し、総合順位を決めました。初めての試みでしたが、好評で今年もやります。多くのコースで同時に表彰式をやるのはスケール感があっていいものですね」(那須野ヶ原CC、飯村祐太氏)
今年は8月5日、8時5分に1都6県17コースで一斉にスタートする。開催コースはパブリックの各コース。JGA/USGAハンディキャップインデックス査定システムによるHCを持っていれば誰でも参加できる。プレー終了後はアンダーハンディにより、総合順位の入賞者及び開催コースでの各優勝者には参加コースのプレー招待券が贈られる。
コース側には集客、ゴルファー側には誰でも公平なHCでプレーできる……。底辺拡大には楽しみなHC算出方式といえよう。
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