イ・ボミは先々週のアース・モンダミンカップを制し、賞金2520万円を獲得。今季獲得賞金額が1億円を突破した。6月中の大台超えはツアー史上初。また、出場15試合での突破も11年のアン・ソンジュに並ぶ最速記録となった。
高額賞金にくわえ、副賞のポルシェ・カイエンもゲット
イ・ボミの今季戦績はツアー17試合中15試合に出場し、優勝2試合、2位は4戦連続を含む計5試合、10位以内は11試合という抜群の安定度。
そして、優勝した2試合というのが、日本女子オープン(2800万円)に次いで高額の2520万円のアース・モンダミンと7番目の額(2160万円)のほけんの窓口レディースという効率の良さ。
「いつも頑張っているけど、そういう試合でいい成績を残せば目標(賞金女王)に近づくので集中力が高まる」(イ・ボミ)ということだから、高額大会での好成績は「たまたま」ではなく、半ばプラン通りのようだ。
彼女はここまで出場15試合で49ラウンド、3455ストロークをプレーしているので、1試合で688万円弱、1ラウンドで210万5716円弱、1打で2万9864円弱を稼いだ計算になる。
このペースで昨年と同じ31試合に出場すれば、シーズン終了時には2億1300万円余りを獲得する計算になる。そうなると、09年に横峯さくらがマークした年間獲得賞金の女子ツアー記録=1億7502万円弱の更新はもとより、01年に伊澤利光が記録した2億1793万円余の国内記録にも迫る。スピードの点でも、01年の伊澤は6月までの賞金が7500万円余で、これは大きく上回っている。
そこで心強いのが清水重憲キャディの存在だ。清水キャディは過去に谷口徹と上田桃子、それぞれのバッグを担いで賞金レースを制した経験がある"賞金(女)王請負人"。
ツアーの高額大会は秋以降に集中する。清水キャディの経験を力に、彼女が目標と公言する今季5勝が達成されれば、男女を通じての国内ツアー記録の更新は十分にありそうだ。
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