ブリヂストンスポーツが「ソリューションサービス」というゴルファーを生涯にわたりサポートしていく体制を発表。その中のフィッティングシステムは"超最先端"だった。
コンピュータ内の自分の分身が仮想試打
このフィッティングシステムは、訪れたゴルファーのスウィングを3球ほどの試打で、モーションセンサーによってコンピュータに取り込むもの。グリップの先には「シャフトカメラ」なるものが取り付けられており、シャフトの挙動も実際に目で見てわかる。
さらに取り込まれたスウィングのデータから、コンピュータ内にいわば、自分の分身を作成、その分身がコンピュータの中で仮想試打を繰り返し、クラブヘッドやロフト、さらにはシャフトまでのあらゆる組み合わせの中から最適なクラブの候補を瞬時に弾き出す。仮想試打で、自分に合うドライバーがわかる仕組みだ。
「多くのゴルファーのスウィングパターンを分析したところ、ゴルファーにはバックスウィングとダウンスウィングの軌道差、シャフトのしなり戻りのタイミング、フェースローテーション、インパクト直前のフェース角に特徴があることがわかりました」(同社ソリューション事業本部フィッティング企画部 部長・西谷将史氏)。
つまりゴルファーのスウィングは指紋のように各々の特徴があり、それは変わることがないため、少ない球数でもしっかりと把握できるという。現在、このフィッティングを担当するのは全国260人から選ばれた「マスターフィッター」と呼ばれる4人。
「仮想試打はいままでになかったシステム。しかし、最後にどのクラブをお客さんに勧めるかを判断するのはフィッターです。候補に挙げられたクラブのどれでフィッティングを煮詰めていくのか、その手腕がより問われると思います」とは、試打企画でもおなじみのゴルフフィールズの関雅史プロ。
気になるお値段は1時間で7000円を予定しているとのこと。
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