全英オープンの注目は、当初は世界ランキング1位で昨年優勝のローリー・マキロイと、同2位でメジャー連勝中のジョーダン・スピースに集中。ブックメーカー(賭け屋)の人気もこの2人が飛び抜けていた。しかし、マキロイの欠場を受け、オッズ(配当金の倍率)にはどんな動きが?
先月の全米オープン直後に大手ブックメーカーが示した全英オープンのオッズは、1番人気がマキロイで4/1(1の掛け金で4+1=5が戻る)。スピースは2番人気で6/1。3番手はダスティン・ジョンソン(12/1)。ちなみにタイガーと松山英樹はともに40/1で14番人気だった。
マキロイは前年の優勝者で地元出身といえる存在。対するスピースは過去2回の出場も44位タイ、36位タイと振るわず、しかも舞台のセントアンドリュースをプレーした経験は1度だけ。こうした点がマイナス材料となったのだろう。
もっとも本人は、自宅のシミュレーター(スクリーンゴルフ)にセントアンドリュースのソフトをインストール。「数ホールプレーしたけど、フェアウェイをキープし、確実にパーオンできた。フェアウェイのラインもチェックできたし……。もちろん実際にラウンドするのとは違うけど、少なくとも現場に立って驚くことはないだろう」と、経験不足の不安を否定している。
そして、現地8日のマキロイの欠場発表後のオッズだが、1番人気になったスピースのオッズは少し上がって5/1。
だが、2番人気のジョンソン(12/1)以下、上位に大きな変動はなく、3番人気はジャスティン・ローズとアダム・スコットで20/1前後。
ただし、タイガーは2週間前のグリーンブライヤーの成績(7アンダー、32位タイ)が好感を持たれ、現在オッズは20~25/1、7番手前後の人気になっている。
さて、今回の全英オープン。低配当の"銀行レース"になるのか、それとも……?
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