プロとしての自覚不足か、それとも致し方のない事故なのか? ローリー・マキロイの左足首靭帯断裂事故が、波紋を呼んでいる。
全英オープンを前に友人とサッカーをして、大けがをしたマキロイ。これが普通の選手であれば、話題にもならないのだろうが、ワールドゴルフランキングの頂点に立つうえ、全英のディフェンディングチャンピオンであることから、自己管理ができていないといった批判の声があがったり、マキロイのやんちゃぶりが紹介されたりしたのだ。
これまでにもトッププロによるスポーツ事故は度々あった。オフシーズンのスキーやスノーボードで、P・ミケルソンやM・A・ヒメネス、C・ディマルコ、P・ケーシーなどが骨を折ったりしているし、海の事故で、L・グローバーやE・エルスなどもけがをしている。
ミケルソンのスキー事故の時も多少の批判の声があった。若手のホープで、当時23歳ですでにツアー4勝を挙げており、マスターズ前の3月の事故だったからだ。スキーで転んで、木にぶつかり、左大腿骨と左足首を痛めるという大きな事故で、今回のマキロイの状況に似ていなくもない。
そのミケルソンは、「シャワーを浴びていてもけがをすることはある。怖がっていては何もできなくなる」とマキロイを弁護している。
そういえば、ジョーダン・スピースも、全米オープン後に、マグロ釣りに出かけ、釣れたマグロにサメが食いつき、危うく海に引きずりこまれそうになったとか。
この27日に22歳になるスピースに、26歳のマキロイ。トッププロとはいえ自由になる大金を手にし、遊び盛りの若者に、無茶をするな、自覚が足りないとしかるのは、ちょっと酷かもしれないが、こうした批判の声があってこそ、トッププロとしての自覚が生まれるのだろう。
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