7月に入ってからの4試合は予選落ちなしだった石川遼だが、上位にも食い込むことができず、フェデックスポイント140位で8月を迎えてしまった。125位が来季PGAツアーのシードを得られる最低ラインだ。果たして石川遼はそれをクリアできるのか。もしクリアできなければ、その後の身の振り方をどうするのか、父でありコーチでもある石川勝美氏に聞いた。
── 現時点で140位。惜しい試合もありましたが、この先、ベスト10が2回ほどあれば、125位に入れると言われています。それをどう見ていますか?
石川勝美氏(以下石川) ここまで何十試合もやって来ての順位なのですから、それが遼の実力ということなのでしょう。その試合数でベスト10が1回しかないわけで、残り少ない試合でベスト10が2回は難しいと思います。
── もし、125位に入れなければ、PGAツアーの下位と下部ツアー上位との入れ替え戦に臨むことになります。勝算はありますか?
石川 それはやってみないとわかりませんよ。
── そこでシードを確保できなかったら、例えばアメリカを撤退して日本に戻るという可能性はありますか?
石川 それはないと思います。下部でも向うに戦うフィールドがある限り向うで戦いたいというのが遼の意志です。
── 日本に腰を据えて戦うという選択肢はないのですね。
石川 しかし、入れ替え戦の結果がどうあれ、秋は日本に戻って来て試合に出ます。
── JGTOが海外のライセンスを持っている選手に課している5試合の義務試合数は果たすと。
石川 義務試合数は尊重します。しかし、体調次第でしょうね。体調が悪くて5試合が果たせなかったときに、それをJGTOがどう判断するのかですね。
── 確認しますが、例え下部ツアーであってもアメリカで戦い抜くということですね。
石川 遼の意志はそうです。
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