いわゆる大手メーカー発ではないが、着々と人気を広げているギアがある。
たとえば、成田美寿々が春先から使用しているフェアウェイウッド「ロッディオ」。パーツ系メーカー「スポーツライフプラネッツ」のもので近年、工房などで人気を得ており、穴井詩も使用を開始したという。「ロッディオ」の大きな特徴はソール部分が取り外しでき、ヘッド内部からウェート調整などができること。ヘッド重量や重心位置を調整できるというカスタマイズ性が評価され、高額なチタン製フェアウェイウッドながら、“異例”の人気になっているという。
「『ロッディオ』のように、ほかにはない特徴がウケて、巷で売れているゴルフギアは少なくありません」とギアに詳しいライター、児山和弘。
マスダゴルフ「M425」ウェッジは、出っ歯ウェッジが主流の中、強いグースネックのウェッジ。1本3万円を超える価格(※クロムメッキ仕上げの場合)ながら、かつてのジャンボ尾崎のウェッジ「J’s」で育った層に加え、グースのほうが日本の芝に合うという理由でロングセラーに。ツアープロにも使用者の多い「Aグラインド ハイブリッド」は、ウッド型に比べてラインナップの少ない、アイアン型のユーティリティとして人気で、これも他メーカーがやっていないニッチ戦略がはまった格好だ。
変わり種はワークスゴルフの「飛匠極」。こちらは反発係数を大幅に高めたというルール非公認ボール。公認球に比べ、ボール初速が伸び飛距離がアップするという。口コミで人気が広がり、現在では大手メーカーのモデルを押さえ、売上No.1になっているショップもあるとか。今後も"個性派"が注目を集めそう。
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