「腐っても鯛が!?」なんて書いたら、怒りの手紙が殺到するのかも。もちろん、タイガー・ウッズのことだ。
先のウィンダム選手権の最終日、トップから2打差でスタートしたタイガー。11番ホールでトリプルボギーを叩き、「(優勝の)チャンスはあったが、それをものにできなかった」と振り返ったが、この試合で10位タイとなり、2013年の9月以来のトップ10入りで、復調の兆しを見る向きも少なからずいるようだ。
さらに"さすがタイガー"と思わせたのは、テレビの視聴率だ。米CBS局が放映した第3ラウンドでは、3.2ポイントを獲得して、前年比220%。日曜日の視聴率は、3.9ポイントで、前年比160%。
この週末の数字は、メジャー以外では2013年にタイガーが優勝したプレーヤーズ選手権以来の高視聴率だったという。しかも、土曜日の3.2ポイントというのは、全米プロの3日目と同率で、全米オープン、全英オープンの第3ラウンドを超えていたというから驚きだ。
フェデックスポイントでは178位とプレーオフに残れず、タイガーの次の参戦予定は、2015~16年シーズンの開幕戦となるフライズドットコムだが、トーナメントディレクターのデューク・バトラー氏は、「昨年の倍を軽く超える7万5000名以上のギャラリーを予想している」と"皮算用"。もちろん、これもタイガー効果というわけだ。
金額ではフィル・ミケルソンにわずかに抜かれたものの、まだ年間50億円前後のスポンサー収入のあるタイガー。今年ブレークしたジョーダン・スピースもまだまだ"人気"では、タイガーに及ばないといえるだろう。
39歳のタイガー、来年は、一気にゴルフで復活して、若手たちとのゴルフと人気のガチンコ勝負となるのかも?
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