この夏の甲子園をわかせたのは、怪物1年生・清宮幸太郎(早稲田実業)と、スピードスター・オコエ瑠偉(関東一)だった。じつは、この2人、野球だけでなくゴルフでも縁がある。
清宮の父、克幸さんがラグビー・ヤマハ発動機ジュビロの監督であることは有名だが、母幸世さんも慶應大在学時にゴルフ部主将を務めていたのは、既報のとおり。
息子・幸太郎は、幼少期から野球と共にラグビーに励んだが、ゴルフもきっと経験があるはず……と、高校日本代表の合宿にきた彼にぶつけた。
「ゴルフっすか、小さい頃に、何度か打ちっ放しに行っただけですね(笑)。ラウンドしたこともないです。小学校1年だった06年夏に、甲子園で斎藤(佑樹)さんの決勝再試合を見てからは、野球1本っす」
一方、ナイジェリア人の父と日本人の母の間に生まれたオコエは、中学時代にゴルフ部に所属していた。
「(東村山)シニアの練習が週末しかないんで、平日は学校の仲間と打ちっ放しによく行っていました。まあ暇つぶしです(笑)」
ピッチャーが投げるボールを打ち返す野球と、止まっているボールを打つゴルフはまるで違う競技だが、ゴルフでの経験が野球に活きたことはあるのか。
「ないっすね。むしろ、逆はあります。野球では巧くミートできずにドライブがかかった打球になると、野手が捕りにくいボールになって、落ちればヒットになることもあるじゃないですか。ゴルフだと、ドライブしたりスライスしたら、取り返しがつかなくなるし、OBだってある。ゴルフのほうがしっかりしたフォームを身につけないといけないし、プレー中は繊細になります」
ベストスコアは「えーっと、100を切るぐらい」と言葉を濁したオコエ。しかし、鋼の肉体を持つオコエが本気でゴルフに取り組めば、かなりの飛ばし屋になるのでは。
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