先のファンケルクラシックでは室田淳が優勝に加えてグランドシニア賞まで獲得してしまったが、話題はそればかりではない。彼が使用するドライバー、テーラーメイドのグローレFが国内シニアツアーではなんと開幕以来破竹の5連勝(8月23日現在)だ。なぜ、こんなにも"強い"のか。
「とにかく飛びますね」というのは、クラブコーディネーターの鹿又芳典さんだ。
「驚くほど初速が出る。フォージドフェースやドローバイアス設計などのテクノロジーによるものでしょうが、それに加え、ボールのつかまりが秀逸。初代の頃はかなりのフックフェースが気になったが、これはスクェアに近く、それでいてつかまりすぎずつかまらなさすぎず絶妙。特に最近の低スピンボールとのマッチングがいい」(同)
今季シニア2勝目の室田も「本当に飛ぶし、曲がらない」とベタ惚れだ。
グローレはもともと、"打倒ゼクシオ"を旗印に生まれた日本専用モデル。これまでにも多くのモデルが打倒ゼクシオを目指しては一敗地にまみれ、グローレも同じだったが……「プレミアム・アスリートモデル」として登場したグローレFでとうとう王者を脅かすだけの力をつけたということか。
「ツアーでは今のところシニアと女子に限っているようですが、もしメーカーがレギュラーツアーでも使用OKと言ったらすぐにでも使いたいという契約プロは少なくないのでは。もちろんシャフト次第でアマだって飛ばせる可能性大」(同)
一方、ゼクシオはそろそろ9代目が話題に上る時期。「F」対「9代目」に注目だ。
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