世界ランキング上位が目まぐるしく変わっている。ジョーダン・スピースはまさかの"2週間天下"。スピース、ローリー・マキロイ、ジェイソン・デイの"3強戦国時代"に入った?
PGAツアーのプレーオフ、第1戦のバークレイズで、まさかの予選落ちをしたスピース。それにより、この試合に出なかったローリー・マキロイが、世界ランキングのトップに返り咲いた。
一方、フェデックスランキングでは、そのマキロイは、9位から松山英樹らに抜かれて15位にまで落ちている。フェデックスランキングも世界ランキングも2位に落ちたスピースは「自分のピークをメジャーに持ってくるように調整していた」と語っている。全米プロ以降、まだ準備ができていなかったということかもしれないが、切り替えさえできれば、すぐにも頂点に返り咲く可能性もありそう。
「自分の実力に応じた成績が出せていなかった」と語っていたジェイソン・デイは、全米プロで"開花"したのか、バークレイズでも、2位に6打差をつけて優勝し、フェデックスランキングのトップに躍り出ている。世界ランキングでデイに次ぐ4位のバッバ・ワトソンは、キャディに「デイは、いまの自分のゴルフより1000倍も良いプレーをしている」と語っていたとか。デイのプレー内容を見ていると、このまま米ツアーの年間王者となり世界ランキングでもトップに立つのもそう遠くないのでは、とも思える。
タイガー・ウッズが君臨していた時代とは異なり、ランキングのポイント差が均衡するなかで、スピース、マキロイ、デイだけでなく、ワトソンやヘンリック・ステンソン、あるいは、ダーク・ホースとしてダスティン・ジョンソン、ザック・ジョンソン、ジム・フューリックなども、年間王者やワールドランキングの頂点を狙える立場にいる。レベルの高い、群雄割拠の時代に突入したようだ。
※データは9/4現在
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