将来は合併!?アジアンツアーと欧州ツアーが連携深める
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2015/9/28・10/6号
2015/9/29更新

将来は合併!?
アジアンツアーと欧州ツアーが連携深める

 日本ツアーは今季、アジアの2大ツアー(アジアンツアーとワンアジア)と当初、各2試合の共催を予定していた。ところが、ともに各1試合が実質中止に。アジアとの協力関係がうまく進まぬ一方で、先月、欧州ツアーとアジアンツアーがより密接な提携関係を結ぶと発表した。

 先月21日に欧州・アジアンの両ツアーから発表された内容は、「ビジネス業務とメンバー制の統合を視野に、それぞれツアーの試合数と賞金額の拡大を図り、地域的にもプレー機会を最大化することで双方の価値を高める」ことを目標にしての提携で、詳細は現在協議中、間もなく発表できるだろうとのことだ。

 どうやらスポンサーシップや営業などのビジネス部門と、いわゆるシード権の提携を強めることで、ツアーとともに選手のビジネスチャンス(プレーチャンス)の最大化を図ろうというもの。

 果たして、いつ、どんな共同体ツアーが発足するのか楽しみだが、この発表の翌週、アジアンツアーのCEO、マイク・カー氏はインタビューで、「協議の具体的な内容は秘密だが、両ツアーは将来合併することを了承している」と答えている。

 そのうえで、「これまでアジアのゴルフ界の成長を妨げてきたのは、ワンアジアツアーというライバルが存在する、複雑な構造にあった」として、「われわれが取り組もうとしているのは長期的視野に立った持続安定性にあり、そこに大きな成長の機会がある」とツアーの将来に自信を見せている。

 両ツアーの合併が実現したとき、日本ツアーは彼らとどのような関係になるのだろう。

 
【関連記事】こちらも注目です!
2015/06/25 ツアー選手権は5年連続初Vの舞台に。今年の新チャンプは中国のリャン
2014/02/04 アジアンツアーの予選会。日本人減少のワケは"値上げ"と"円安"
2013/12/10 マレーシア経由が栄光への架け橋? アジア圏で加速するゴルフのグローバル化


一覧へ戻る


バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト