米ツアーでは、プレーオフシリーズが終わったばかりだが、2015~16シーズンの開幕もまもなく。10月15日から始まるフライズドットコムオープンで早くも幕を開ける。
例年なら、多くのトッププロは、プレーオフ最終戦が終わればオフに入る。次に世界のトップが集まるのは、上海で開催される11月の WGC-HSBC選手権か、来年3月のWGC?キャデラック選手権、というのが主流。シード権の優先順位の低い選手は、この間"鬼の居ぬ間"とばかり、せっせと稼いで、メジャーなど、より大きな試合の出場権の獲得に励むのだが、来シーズンは、ちょっと様子が変わりそうだ。というのも、フライズドットコムに、タイガー・ウッズとローリー・マキロイが、参戦を表明しているのだ。
タイガーは、この試合、2度目の参戦となり、マキロイは初めて。プレーオフに進出できなかったタイガーにすれば、8月のウィンダム選手権で久しぶりにトップ10入りを果たした調子の良さを維持、発展させようということなのだろう。マキロイは、全米プロまでケガで2カ月近く休んでいたため、調整の意味合いもある。
世界ランキングのトップと元トップが、シーズンはじめの試合に参戦することで、他の上位選手で本来オフを決めていた選手も出場してくる可能性も高まった。来年は全米プロが7月に開催、8月には、リオ五輪が開催される影響もある。そのオリンピックに出場するためには、早い時期に世界ランクを上げておくほうが有利であるのは間違いがない。普段は注目度の低いこれから春先までの試合、今年はちょっと面白くなりそうだ。
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