日本ゴルフ協会(JGA)のオリンピック対策本部強化委員会が、今月15日に開かれ、丸山茂樹がリオ大会日本代表のヘッドコーチに決まった。
強化委員会の委員長を務める倉本昌弘PGA会長は、以前から「丸山が適任」と発言しており、丸山本人も意欲を見せていたことからも、順当な人選と言えるだろう。
本誌連載でもお馴染みの丸山は、米PGAツアーで日本人最高の3勝を挙げ、さらに02年のワールドカップでは伊澤利光とペアを組んで日本を優勝に導いた。
13年のプレジデンツカップでも副キャプテンを務め、大会初出場の松山英樹をサポート。こうした国際大会での豊富な実績や人脈が評価されての人選だ。技術やメンタル面でのアドバイスに加え、その明るいキャラクターで、日本代表チームのモチベーションを高める役割が期待される。
ANAオープンの会場で決定の知らせを受けた丸山は、「責任を感じます。90年アジア大会で金メダルを獲り、表彰台で君が代を聞いたときの感動はいまでも覚えています。リオでもひとりは表彰台に立ってもらいたい」と意気込みを語った。
ちなみに丸山が務めるのは、男子担当コーチだけでなく、ゴルフ競技のまとめ役として、男女代表共通のヘッドコーチ役。女子担当コーチについては年度内に人選する予定だ。
海外でも、既に南アフリカがゲーリー・プレーヤーの五輪代表コーチ就任を発表している。出場選手の決定は来年の7月だが、各国のコーチ役にも豪華な顔ぶれが揃いそうだ。
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