契約延長の見返り?来年10月から米シニアもプレーオフ
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2015/10/13号
2015/10/6更新

契約延長の見返り?
来年10月から米シニアもプレーオフ

 米シニア、チャンピオンズツアーでも来年から、レギュラーツアー同様にプレーオフ制がスタートすることが決まった。

 これまでポイント制で争われていたチャールズシュワブカップが最終戦になるのには変わりがないが、この前週、来年10月31日~11月3日に新たにドミニオンチャリティクラシックが開催されることとなったのだ。

 プレーオフの詳細は、年末に発表予定だが、少なくとも、この試合を加えた2試合以上がプレーオフシリーズとなる模様だ。

 チャンピオンズツアーでプレーオフが開催されることは、以前から噂されていた。というのも、今年の初めに証券会社のチャールズシュワブが、米ツアー史上最長の20年間のスポンサー契約を決めたことにより、その"見返り"として、注目度を高めるためのイベントが必要だったからだ。

「チャンピオンズツアーの歴史に新しいページを開くことになる、プレーオフを2016年にスタートさせる」とティム・フィンチェム・コミッショナーは高らか宣言したが、この時期、9月からはアメフトが始まり、10月末からはバスケのNBAが始まることから、ゴルフへの関心が薄くなる。レギュラーツアーのプレーオフを9月中に終わらせるのはこのためだ。

 チャンピオンズツアーの多くがゴルフチャンネルで放映されるが、テレビ中継をして視聴率を上げるには、何か話題づくりが必要で、この時期のスポンサーを確保するためにも、ビックイベントという肩書が必要だったといえそうだ。このプレーオフによって、シーズン中のポイント争いや、年間王者への注目度も高まる可能性はある。来年は、J・M・オラサバルやJ・デーリーなどもシニア入り。ますます注目度アップとなるか。

 
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