「熱意系ゴルファー」を合言葉にプロ、上級者の支持を集めている本間ゴルフが、新たなジャンルのモデルを開発しているようだ。
不況といわれるゴルフクラブ業界の中で使用率や市場のシェアが右肩上がりに成長を続けている本間ゴルフ。さらに、新たに取り組んでいるのが「熱意系」とは違うカテゴリーのゴルファーをメインターゲットにしたクラブの開発だという。
「『TOUR WORLD』は、本間ゴルフのイメージを変えるとともに、弊社の技術力と徹底した市場調査、ブランド戦略によって、成功を収めることができました。『TOUR WORLD』と同じく、ゴルファーと市場の研究をし続けた結果、新たなブランドを立ち上げ、ゴルフクラブ業界に挑戦しようという考えです」(本間ゴルフ 常務執行役員 マーケティング本部長 伊藤康樹氏)
ターゲットとなるのは「ゼクシオ」を使用するゴルファー層。ゴルフの熱中度が高い若い世代と、"買って間違いない"クラブ選びをしたいというゴルファーに向けての商品となる。しかし、ターゲットは同じでも戦略は少々違う。
「プロ、トップアマを目指すというところまではいかないが、ゴルフは好きで、少しでも上手くなりたいという人のためのクラブです」(伊藤氏)。
「熱意系ゴルファー」を軸に、少しでもそこに憧れをもつ「熱意系未満」のゴルファーたちを「熱意系」に導くクラブを目指す、という。ブランドの関係としてはダンロップのような「スリクソン」と「ゼクシオ」の位置づけになりそうだ。
しかし、いままで、「ゼクシオ」のカテゴリーに挑戦したが、思ったようにシェアを伸ばせなかったメーカーも少なくはない。果たして、新ブランドは成功なるか? 気になるブランドの名前は「熱意を抱け!」という言葉にちなんだものだそうで、来年1月、世界同時発売としている。
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