イ・ボミがスタンレーレディスで今季5勝目をマーク。年間獲得賞金が、6年前に横峯さくらが記録した1億7954万円余のツアー記録を更新したあとは、ファンの関心は残る5試合(来週の樋口久子Pontaレディスは欠場)で記録をどこまで伸ばせるかに集まっている。
男子の記録保持者の伊澤も「抜かれちゃう?」とドキドキ!?
国内女子ツアーの残り試合は少ないが、今週のマスターズGCをはじめ、TOTOジャパンクラシック、最終戦のツアー選手権はいずれも優勝賞金が2000万円超の高額大会。イ・ボミの"2億円突破"の可能性は十分にある。
その2億円という額だが、男子ツアーでも過去に尾崎将司(1994年と96年)、伊澤利光(2001年)、松山英樹(13年)の3人しか達していない。このうち伊澤の2億1793万円余がツアーの記録になっている。
ちなみに米女子ツアーの記録は、ロレーナ・オチョアが06年に年間8勝をマークし、獲得した436万ドル余(当時の為替レートで約5億円)。今季は現在、パク・インビが234万ドル余(約2億8100万円)で賞金レースのトップを走っている。
また、日本選手では宮里藍が09年に年間1勝ながら13試合でベスト10入りし、151万ドル(同約1億4200万円)を獲得。日本選手のシーズン記録になっている。
ゴルフ以外では、同様にツアーが組織されている女子プロテニス界の賞金額が桁違いに大きい。ツアー記録は13年にセリーナ・ウィリアムズがマークした1238万ドル余(同約12億円)だ。
国内スポーツで、年収2億円(スポンサー契約以外)は超一流の証。今季は、巨人の阿部慎之介の5億1000万円(推定)を筆頭にプロ野球界に30人ほどいるだけで、サッカーのJリーガーや中央競馬会のジョッキーでこれに届いた日本選手はいないと思われる。ちなみにちょうど年俸2億とされる選手は、巨人の長野久義、日ハムの中田翔ら。
イ・ボミの大台到達は果たして?
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