同日程、同地区で開催された男子レギュラーツアーとシニアツアー、その総括は?
10月8~11日、茨城県で開催されたホンマツアーワールドカップ(石岡GC)、もう一方は日本プロシニア(サミットGC)。ギャラリー数でいうと、両方とも痛み分けといったところか。ホンマのほうは新設ツアーのため前年と比較はできないが、4日間合計で6210人(別表参照)と、絶好のゴルフシーズンとしては物足りないだろう。
片や日本プロシニアはサミットGCで3年連続開催。ギャラリー数は総数3315人(別表参照)。今年は予選ラウンドを無料にしたにもかかわらず、昨年(3336人)より微減となった。
特徴的なのは両試合とも3日目が低調だったこと。それは常磐自動車道が交通事故で通行止めになったのが原因でもあるだろう。また最終日は雨になって客足は鈍った。さらに栃木県茂木にあるレース場でオートバイの日本グランプリが同日程で開催されたことも一因にあるかもしれない。
もともと、日本プロシニアの開催日程に新設のホンマが"割り込んだ"形で、倉本昌弘PGA会長は「相談の一言もなかった。うちのメジャーにぶつけてくるとは……」と憤慨したほど。PGAにはJGTO秋田敏彰事務局長も、PGA会員外理事に名を連ねているにもかかわらず、だ。
茨城のこの地区は宿泊施設も少なく、水戸や土浦から1時間以上かけて通う選手、スタッフも少なくなかった。この事態にホンマは「来年は日程、開催コースとも調整中」(JGTO広報)というから、変更があり得るかもしれない。ちなみに日本プロシニアは来年までサミットで行われることは決定している。ギャラリーの"取り合い"は今年で終わりにしてもらいたいものだ。
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