安保法制に揺れた日本だが、 知っての通り、お隣の韓国には徴兵制があり、その影響はゴルフ界にも及ぶ。
去年のトーシンで。金髪・グラサンの"自由人"ふうだったが
韓国では18歳から29歳の間に約2年から2年半、少なくとも21カ月は軍隊に属さなければならない。プロゴルファーといえども例外ではなく、実は、先頃韓国で開催されたワールドミリタリーゲームという軍人によるスポーツ大会に、昨年トーシンで優勝し、現在は兵役中のI・H・ホが出場していたのだ。
ホはこの試合のために編成された軍隊のゴルフチームに所属しており、さらに韓国国内のプロの試合にも参戦できるという。しかし、ホによれば「すべてを報告しなければいけないんだ。トレーニング中にトイレに行く時にも、報告義務がある」とかで、自由奔放といわれていたホの生活は一変。「試合に出てもファンに笑顔で挨拶することもできない。僕は皆が知っているプロゴルファーではなく、今は軍人だ」とか。
実はこの試合で優勝して兵役期間の短縮を狙っていたようなのだが、結果は第3、第4ラウンドで、73.76と崩れて、3オーバーの9位タイ。
もっとも、ホは今年の韓国ツアーの開幕戦のプロミオープンに優勝している。しかし、賞金は手にできず、もらえるのは月給の約2万円だけ。
とはいえ「軍隊に入って、精神的にも、肉体的にも非常に強くなった」と語っていたホ。フィジカルもメンタルも強化して日本ツアーで大暴れする日も近い?
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