68年ぶり!マキロイの出身地、北アイルランドで全英OP開催
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2015/11/10号
2015/11/02更新

68年ぶり!マキロイの出身地、
北アイルランドで全英OP開催

 2019年の全英オープン開催が北アイルランドのロイヤルポートラッシュに決定。これまではイングランドとスコットランドで"持ち回り開催"されていたが、北アイルランドに決定した理由とは……。

実は同コースは1951年に開催している名門。その後もたびたび開催が噂にのぼったが、治安の悪さなどの指摘もあり、いつも立ち消えとなっていた。それが、07、08年、アイルランド出身のパドレイグ・ハリントンが全英オープン2連勝。次に、北アイルランド出身のダレン・クラークが勝利(12年)するに及んで、R&Aも腰を上げた。昨年、同じく北アイルランド出身のローリー・マキロイが勝ったこともあり"機は熟した"と、ついに68年ぶりに開催が決定したのである。

同コースに5回訪れプレーしたというリンクス愛好家の武居振一氏(JGAミュージアム参与)はいう。「このコースは北アイルランドでも1、2を争う名門コースでハリー・コルトの設計。リンクス特有の海浜に断崖があってビューも素晴らしいです」

ただコースの1番、18番ホールが陳腐として、この2ホホールのグリーンに見立てピンを立て、観客席のあちこちにティグラウンドを設置し、そこから打たせようというアトラクション。ファンを募って楽しんでもらおうという試みだ。プレーフィはツーサムで100ドル。駐車場代、軽食、飲料、球場の帽子代などを含んでいる。また、プレミアムチケットもあり、ツーサムが400ドル(クラブと観戦チケット代を含む)。国民的スポーツであるベースボールとゴルフをミックスして、どちらのファン層も拡大に一役買おうという算段である。ールはつぶしてギャラリー用の駐車場、ホスピタリティテントなどを設営するという。代替ホールは隣接するバレーコースから選択改造する(同コースは36ホール)

「ただし18番のビッグ・ネリーという大きなバンカーは名物でしたので、それを5番に再現するそうです」(前出・武居氏)

もともと、この地はリゾート地帯でホテルなども多いが、アクセスの悪さがネックだった。しかし主催のR&Aはこの問題は"何とか解決しそうだ"との見解を非公式に出している。19年の開催が楽しみだ。

 
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