栃木県の常磐自動車道と東北自動車道に挟まれるエリアはゴルフ場が林立した激戦区。生き残りをかけた、あるコースの斬新なアイデアとは……。
那須小川、起死回生なるか
栃木県那須郡にある那須小川CCの作戦は、会員権を1枚購入するともう1枚プレゼントするという驚きのプラン。
創立50周年記念キャンペーンと銘打ち、来年1月まで正会員権を税別(以下同)6万円(ジュニア、シニア、レディス等は4万円)で2人分買えるようにした。年会費は2万4000円。
「プレゼントの会員権は親子・夫婦など家族や友人に使ってもらいたい」とコース側。
会員特典として、月例競技への参加、JGAオフシャルハンディキャップ取得、関東倶楽部対抗戦へ出場などをアピールする。
「3年間続いた民事再生での自主再生も終わって、会員もずいぶん減りました。民再前までとはいいませんが、1500人まで増やせればと思っています。アクセスも電車で来場の人には氏家駅、宇都宮駅から無料送迎も始めました」(同コース、総務企画部部長・泉津玖磨氏)
同コースは1982年から20年連続で「那須小川レディス」を開催したトーナメントコースで、36ホールあったのだが……。
「現在18ホールで営業し、残りの18ホール中3ホールを練習ホールとして、あと15ホールは大型ソーラーパネルを設置して経営の安定化を図っています」(前出・泉氏)と涙ぐましいともいえる企業努力をしている。
栃木の某銀行支店長に聞くと、「栃木・群馬地区以北のゴルフ場を経営できれば、どんな苦境の会社でも経営できますッ!」。
同コースの生き残り策、功を奏するか?
【関連記事】こちらも注目です!
2015/05/19 ベストシーズンまっさかり。シニアも女性も若者も!それぞれお得なプランがあるぞ
2015/03/03 20歳割、40歳割、65歳割……世代を超えた割引プラン
一覧へ戻る
|