米女子ツアーも残り1試合となり、今季の賞金ランキングがほぼ確定した。
幸運が重なりました!
来季のシード権が得られる80位以内に入った日本人プレーヤーは5人(11月13日現在)。最上位は26位の宮里美香、49位・横峯さくら、63位・野村敏京、78位・宮里藍、79位・上原彩子となった。シード復帰を目指した有村智恵は132位だった。劇的な形でシード入りしたのが上原で、本人いわく「奇跡が3つも4つも重なった」。
9月のエビアン終了時に82位だった上原の場合、10月以降のアジアシリーズは出場人数が絞られるため、状況は厳しかった。一つ目の奇跡は、TOTOジャパンの前週のブルーベイで、「ウェイティングで出場枠が下りたと日曜日の夕方に連絡が入り、月曜日の早朝に飛んで中国入りして出場できたこと。3日目が終わって11位でしたが最終日に『79』を叩き36位タイ。試合後、あと1打でランキング80 位に入っていたと聞いて、ウワァ〜ってなりました」
2つ目の奇跡は、TOTOに出場予定だったベアトレス・リカリとアサハラ・ムニョスがバリ島で火山噴火による空港閉鎖で足止めされ、試合に間に合わなくなったこと。
3つ目は、ウェイティング順位の上位二人の選手がビザを取っておらず、3番目の上原まで下りてきたこと。
4つ目は、受験中だった日本女子ツアーのセカンドQTの会場が、TOTOの会場と同じ三重県で、車で2時間強で移動できたこと。「TOTOの初日は2オーバーと出遅れましたが、せっかくつかんだチャンスですから。その後は5アンダー、2アンダーで最終的に36位タイ、ランキングも79位に入れたので良かった!」と最後は実力でシードを勝ち取った。
「今年は最後までハラハラの一年だったので、来年は前半で結果を出して、もうちょっと余裕あるプレーをしていきたいと思います」と、早くも来季の抱負を。海の向こうで戦うなでしこたちを来季も応援したい。
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