平和PGMでツアー11勝目を上げた谷原秀人。日本の男子プロでは珍しくマッスルバックのアイアンにカーボンシャフトを装着しているプレーヤーだ。アマチュアのセッティングの参考になる?
アイアンにカーボンで飛距離アップ!
同試合の最終日では、強い雨で多くの選手が飛距離を落とすなか、カーボンらしい打ち出し角の高いボールが武器になったという。
アイアンのカーボンシャフトといえば、肩を傷めた尾崎将司が衝撃軽減のために使用し、ジャンボ軍団の多くも同様に使用していた時期があったが、2000年代になってからはスチールに回帰。女子でも主流は軽量のスチールシャフトだ。
カーボンが敬遠された理由は、飛びすぎることがあり、縦の距離感が合いにくいという声が多かったためだが、最近では素材や製法が進化し、そうしたデメリットが小さくなっているようだ。女子では、目下賞金女王のイ・ボミがカーボン派で、最近では藤田光里がフジクラ「MCI」カーボンに変更している。
「カーボンは衝撃吸収性が高く、手首やひじにやさしいだけでなく、軽量でシャフトを長くできるので、飛距離アップしやすくなります。ウッドと振り心地が揃うのもメリットです。最近では、各メーカーのラインナップが増え、挙動の違いも様々で、重量も50〜120gと幅広く選択できます」(恵比寿ウルトラクラブス 家城智一クラフトマン)と専門家もカーボンのメリットを挙げる。冬ゴルフ、アイアンにカーボンで飛距離を補うという手もありそうだ。
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