今季国内ツアーは男女とも韓国人選手が最終戦を待たずに賞金王&女王のタイトルを獲得。彼ら外国人選手の活躍は一般紙・誌でも取り上げられるニュースとなったが、そこでは国内ツアーの一員として、ツアーの発展や社会貢献に努める姿もしばしば紹介されている。
やさしい気持ちが顔にも出てる
そんな選手のひとりが、今季女子ツアーで1億4600万円余を獲得して賞金ランク2位になったテレサ・ルーだ。
テレサは昨年優勝した最終戦のリコーカップに先立ち、「日本のたくさんのファンに支えられてきたので、その恩返しをしたいという気持ちが以前からありました」として、大会の獲得賞金の全額寄付を表明。女子プロゴルフ協会と相談のうえ、6位タイの賞金=468万円を地元福祉施設や、彼女がこの5月に500万円を寄付して話題となった島田療育センター等に贈った。
「昨年の優勝者として帰って来られたお礼の気持ちから、金額は地元施設を最も多くしたようです」(マネジメント会社)
彼女はこうしたチャリティ活動を今後も続ける意向で、それが好成績のモチベーションになっているという。
そのテレサと賞金女王の座を激しく争ったイ・ボミも、福島県で開催されたエリエールレディースに勝ち、男女を通じての国内ツアー年間獲得賞金額の記録を更新した際に、「重要だったのは(震災被災地の)福島で勝てたこと。優勝して、福島に寄付できれば最高だと思っていたので」と語って寄付の意向を示した。
チャリティ活動に熱心な選手はほかにもいるが、トッププレーヤーの実践はどうしても大きな話題となる。いずれはこれが、「話題」から国内ツアーの「文化」になるのかも知れない。
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