週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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ゴルファーに朗報！？
暖冬情報はホントですか、教えて、森田さん！

　上越地方のスキー場が雪不足で早くも「今年の冬は暖冬」の予報もあるが、ホントのところはどうなのだろうか。気象予報士の森田正光さんに聞いてみた。

暖冬になるでしょう

　「はい、今年の冬は間違いなく気温が高く推移する予報になっています。原因はエルニーニョ現象によるもので、東部太平洋の海水温が高いために北極からの寒気が日本上空まで下りてこない状況になっていること。同時に上空の偏西風も日本側への蛇行がゆるく、これがエアーカーテンの働きをするため、やはりシベリア上空の寒気が日本上空まで張り出しにくい状況になっているからです」（森田さん）。

　となれば今年の冬は間違いなく暖冬だとか。「とくに12月は気温が高く、１～２月も基本的に暖冬です」（同）。

　ゴルファーにとっては朗報といえそうだが、「北陸や山陰は例年より雪が少ない予報ですが、１９９８年の暖冬だった年に東京が大雪に見舞われたように、逆に太平洋側の関東地方などは大雪に見舞われる可能性があります」（同）。

　理由は、暖冬のときは低気圧の通過回数が増えるそうで、低気圧が日本の近くを通れば雨の降る確率は高まり、少し気温が低いと雪になるからだ。

　「暖冬といってもマイナス３度が２度、温かくてもマイナス１度ですから、雨は雪に変わるわけです。だから関東地方の栃木、群馬、埼玉の内陸部のゴルフ場は水分の多い雪への警戒が必要です」（同）という。

　ゴルフ場運営大手のアコーディア・ゴルフによると、通常なら12 月の頭から冬季クローズに入る樽前ＣＣ（北海道）や、大新潟ＣＣ三条Ｃ（新潟）が12月11日現在もオープンしているという。

　
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