週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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あと１勝？いや２勝？
バッバワトソンが＂引退宣言＂

　バッバ・ワトソンの＂引退宣言＂が話題になっている。

米ツアーきっての変わり者とされるバッバだが……

　かつて「10勝すれば引退する」などと語っていたバッバ。先のバハマでのヒーローワールドチャレンジでプロ９勝目を挙げ、あと１勝で引退するのかと聞かれて、「10勝というのは、アメリカでの10勝で、ＰＧＡツアーの勝利とはカウントしない」と語り、「まだ２勝ある」と。

　ただ、半分笑いながらだが、「もし、自分が世界のナンバーワンになったのなら、立ち去るつもりだ。でもここにいる誰も信じてはいないだろう。みんな私がそうするとは考えていないようだ」などとも語っている。

　しかし、世界のトップになりたい、なれれば辞めてもよい、という強い気持ちを持っているのは本当だろう。マスターズ２勝、現在世界ランキングの４位とはいえ、１位のジョーダン・スピース、２位のジェイソン・デイ、３位のローリー・マキロイにポイントで大きく水を開けられているのも事実。現在37歳という年齢を考えると、ここ１〜２年の間が世界のトップになる最後のチャンスと考えているのかもしれない。

　トッププロのなかでは、珍しくスウィングコーチもメンタルコーチも持たずに、一人で努力してきたバッバ。理想としては、来年のマスターズで３勝目を挙げ、他のメジャーに勝って、10勝目で世界のトップになって、辞めるとの青写真があるのかもしれない。とはいえ、変わり者で知られるバッバ、あっさり前言撤回なんてこともありうるのかも。

　
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