週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

急にいわれても？
リオ五輪イベントに選手が集まらない

　リオ五輪の出場選手は１５７頁から詳細予想をしているが、米男子ツアーではまだゴタゴタが……。

　男子ゴルフは８月11日から４日間で開催される予定だが、これに先立ち、ゴルフコースのテストイベントが３月８日に企画されている。しかし、この参加者が集まらない。

　「興味があるという選手は多いが、実際に来てくれるプレーヤーのリストは長くない」とは、ＰＧＡツアーコミッショナーのティム ・フィンチェム氏。テストへの参加を打診したトッププレーヤーたちから、断られ続けているようなのだ。

　とにかくテストの日程が悪い。直前の６日までＷＧＣキャデラック選手権が開催され、４月７日からはマスターズが控えている。リッキー・ファウラーやジミー・ウォーカーは「マスターズの調整をしたい」というのが欠場の理由。ジョーダン・スピースは、同じ週に開催されるバルスパー選手権のディフェンディングチャンピオンなのでそちらに出なければならず、ザック・ジョンソンらほかの選手たちも打診された際にはすでにほかの予定が入っていたなどとして断ったのだという。

　もともと環境問題や裁判などで、コースの完成が遅れたためこの時期にずれこんだもの。本来は、トッププレーヤーにコースをラウンドしてもらい、改善点があればオリンピックまでに直したいようだが、手直しする時間を考えたら、後ろにもずらせない。

　ファウラーは「メジャーと五輪どちらをとりたい？」と聞かれ「まずはメジャー」と即答したとか。今回のテストイベントは日程の悪さがネックだが、何しろ１１２年ぶりの五輪ゴルフ。本番の盛り上がりに期待したい。

　
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