まだスウィング見せたくないけれど……!?男子ツアー、海外で開幕
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/02/16号
2016/02/09更新

まだスウィング見せたくないけれど……!?
男子ツアー、海外で開幕

 シンガポールで開幕を迎えた今年の日本ツアー。日本の選手にとっては本来1月、2月はオフの期間なのだが……。

スピースと回れるのは貴重だが、調整には困惑も

 昨年の賞金王、キム・キョンテはこのスケジュールに少々困惑気味の様子。

「年末はイベントが多くクラブを握る時間がなかった。年が明けて、さあ、これからトレーニングというときにいきなり試合。スケジュールに少し戸惑っていますね。パットを集中して練習したいのですが、今年はできない。試合をトレーニングだと思ってやっています。だから試合に結果は求めていません」

 藤田寛之にいたっては、現在のスウィングの状態を「恥ずかしい」とさえ言う。

「1月2月に打ち込んでスウィングを作っていくので、今の段階ではなんとも言えない。試合があると、どうしても走り込みなどの基礎トレーニングもできないので、少なからず不安はあります。2月のオフの期間にどれだけ追い込めるかが勝負です」

 また、昨年のシーズン終了後から、シーズン中と同じ感覚で過ごしてきた選手もいる。小林伸太郎がその一人。

「体力トレーニングはあまり行わず、技術的な課題を克服することに時間を費やしました。ただ、スウィングを根本的に変えてしまうと試合に間に合わない。だからパット練習に多く時間を使い、この試合に合わせてきました。第2シードの僕にとって一戦一戦が勝負です。どんな試合でもベストの状態で戦わないといけないんです。体力トレーニングやスウィングをいじるのは2月に入ってからですかね」と、まだ2015年シーズンが続いているかのように話す。

 国内での開幕、東建ホームメイトカップは4月14日から。そこに照準を合わせ、2月からまた〝オフトレ〟が始まる。

 
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