先のファーマーズでアルバトロスを達成したジェイソン・ゴア。彼は気に入ったクラブであれば、いつまでも使い続けるタイプのゴルファーらしい。
トーレパインズの18番、残り258ヤードをスプーンで打った第2打は、スライスがかかり、グリーン左に落ちて、そのままカップに吸い込まれるように沈んだ。同コースでのアルバトロスは、87年以来19年ぶり。ゴアにすれば、1万3455ホール目の初めてのアルバトロスとか。「はじめは2番アイアンを手にしたが、キャディが3ウッドを薦めてくれた」のだという。
実は、この3ウッド、06年に発売されたキャロウェイビッグバーサに、フジクラのシャフトをつけた、ロフトが15度、42・5インチのもの。約10年前のクラブということで、インターネットで売れば、下取り価格は、なんと5ドル弱とか。
アメリカのパブリックコースに行くと、日本では見かけないような古いクラブを使用しているゴルファーを多く見かけるが、プロが10年前のモデルのクラブを使用しているのは珍しい。しかし、古くなれば安くなるというわけでもない。
というのも、ゴアのパターの一つは、1966年製のピン・スコッツデール・アンサー。ピン社によれば、創業者のカーステン・ソルハイム氏が工場を移転する前、ガレージで作っていたものらしく、プレミアがついて軽く1500ドル、18万円以上するものだとか。
ハイ&ローをうまく使い分けるゴア。今後の活躍だけじゃなく、セッティングにも注目が集まりそうだ。
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