新契約発表ジャンボの〝最終兵器〞は宇宙から来た?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/03/08号
2016/03/02更新

新契約発表ジャンボの
〝最終兵器〞は宇宙から来た?

 戦績もさることながら、クラブ研究についても"プロ界最右翼"といわれるジャンボ尾崎が新たにシャフトメーカーと契約。彼の〝クラブ遍歴〟の中でどんな位置を占めるのだろうか?

ゴルフフェアで契約発表イベントも

 今回、尾崎が所属契約したのはセブン・ドリマーズ・ラボラトリーズというシャフトメーカー。はやぶさプロジェクトに参画し、宇宙技術を駆使し究極のカーボン素材、金型を使ったシャフトを造りあげたというのがウリ。独自に開発した3D測定システム、解析データをもとに、完全オーダメイド(18万円+税)で売り上げを伸ばしているという。

 このセブンドリーマーズの尾崎の感想を聞く前に彼の"シャフト遍歴"をざっと記すと──。プロデビューしたときから長く、シャフトはスチール(ダイナミックゴールド)を使用。そして同じスチールなのだが、性能を初めて数値化(振動数)したプレシジョンに"はまった"。それまでは先調子、元調子など打った感覚だけでしなりを決めていたが、振動数を合わせることで番手感のしなりのバラツキをなくしたのだ。このシャフトを使う時期は長かった。その後、カーボンシャフト(グラファイトデザイン)を使い始めたのは40歳から。以来、メーカーは変わりながらも、カーボンという素材はずっと変わらず今に至っている。尾崎のカーボンに対する持論は「軽量化という利点はあるが、動きすぎる(しなりすぎる)欠点もある。この二律背反をどう克服するか」。しなりすぎると飛ぶが正確性を欠く。この観点から、新契約のシャフトはどうか?と尾崎に問うと、「2回ほど本番で打ったが感触は驚くほどいい。ただその時は体が本調子でなく、現在体をつくっている段階だから、これからだよ。おれの望みはただ1つだけ。レギュラーツアーで戦うこと。そのための武器が手にはいったことで、一時期はあきらめかけた光明が見えてきたことは確かだよ」(尾崎)

 今年のジャンボに注目だ。

 
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