町おこしの一環として市がアマゴルフコンペ「1000人コンペ」を主催、ゴルファーを広く募集する。町おこしの今後が見えてくるかもしれない試みだ。
三木市民の決戦の場、廣野GC
「1000人コンペ」を主催するのは兵庫県三木市。"金物のまち"として知られるが、ゴルファーの間では名門・廣野GCがあることでも有名なところ。
実際に活動するのは三木市が主管する三木ゴルフ協会だが、事務局は市役所・教育企画部文化スポーツ振興課で市ぐるみといってよい。
市はその予算として5000万円を計上し、市議会の承認もとりつけている。市内25か所のコースで協力しあい4月1日、いっせいに予選を行う。参加希望者は各コースへ直接申し込む。競技方法は18ホールのダブルペリア方式によるストロークプレーで、各会場は参加者を60名まで受け付ける。参加費は無料。予選会では上位100名を表彰し、各会場の優勝者(25名)が6月2日の前述の廣野GCへ招待されるという趣向だ。
廣野GCの予選会にも申し込めるが、この場合はメンバーの同伴プレーが条件となる(東広野GCも同様)。
「この大会は商工会議所、観光協会も協力しています。町全体で盛り上げようということです。ゴルフが選ばれたのはなんといっても廣野GCの協力が大きかったですね。藪本吉秀・三木市長もゴルフ振興を政策にあげています」(同振興協会・大西良門氏)
町おこしといえば、61万人という世界最高の入場者を記録した米ツアーのフェニックスオープンが最初は青年商工会議所の小さな提案から始まったと、先週紹介したばかり。三木市の試みも成功し継続できることを望みたい。
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