国内女子ツアーが開幕。メディアには日々選手たちのホットな情報が流れ、ファンを楽しませている。ところが、ネット上では昨年までとはちょっと様相の異なる事態が……。
会場では動画撮影とSNSへのアップを禁止するとの張り紙も……
藤田寛之の元専属キャディで、現在は主に女子の有力プロのバッグを担ぐツアーキャディの梅原敦さんは競技現場から画像付きの面白いレポートをブログとフェイスブックに配信。愛読者は多い。
ところが、開幕前日、2日のレポートは『緊急のご報告。』というタイトルで、「色んな事情があるみたいで、今シーズン、女子ツアーでは僕ら関係者は全員、会場内での写真撮影が禁止となってしまいました」といった、ファンをがっかりさせる内容がアップされた。
昨年までネット上には、選手やコーチ、ツアー関係者による会場の雰囲気を伝える画像つきレポートが多数アップされていた。しかし、今季は関係メディア以外の画像アップは皆無。怪訝に思ったファンからは、早くも「どうして?」という声が挙がっている。
女子プロゴルフ協会に確認すると「選手の肖像権は協会が所有しています。従来曖昧にしてきたその管理を今年から厳密に行うことになり、選手と(用品の)プロサービス、マネージャー、コーチに対し、試合会場での写真撮影の禁止を伝えました」(広報担当者)。また、選手の映らない写真も本来は主催者の許可を得るべきもので、今季から厳密に対応、つまり禁止にしたとの答えだった。
確かに、選手が契約するメーカーやマネジメント関係者によれば、今年1月の協会とのミーティングで、この通達があった。しかし、契約選手の画像を自由に撮影・使用できないことに、選手サイドは猛反発。そこで、先週月曜日に開かれた選手ミーティングの席上、選手側から改めて肖像権の確認の質問が挙がると、協会側は「協会に帰属」するもので、会場での撮影禁止が宣せられた。
実際、今大会ではこの通達は守られていたようだが、この規制には納得しない関係者は多い。ファンにとっても寂しいところだが……。
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