週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

映画ではなく現実の話。
ジェイソンボーンが緊急搬送！

　「ジェイソン・ボーンが倒れた！」といっても、これは映画の話ではない。「ボーンシリーズ」の主人公ではなく、プロゴルファーのジェイソン・ボーンが心臓発作を起こし、病院に担ぎ込まれたのだ。

緊急搬送されるも事なきを得たＪ・ボーン

　日本ではあまり知られていないが、米ツアーで２勝している42歳のボーン。先々週のホンダクラッシックの２日目に、心臓発作に見舞われてしまった。

　18番ホールで胸に痛みを感じたボーンは、ホールアウト後、医療テントに行き「すぐに病院に行ったほうが良い」と診断され、救急車で搬送。そのまま入院となったが、幸い命に別状はなかった。

　「心臓発作なんてまったく想像もしていなかった。ゴルフコースの医療チームと病院の医師が私の命を救ってくれた」と無事に退院。しばらく様子を見ることになりそうだが、ボーンは今季、すでに２位が２回、３位が１回と調子を上げていただけに残念だ。＂魔の18番ホール＂という言葉もあるが、最終ホールに病魔まで潜んでいるとは……。

　ラウンド中の緊急事態といえば、昨年の全米オープンでジェイソン・デイが倒れたのが記憶に新しい。第２ラウンドの９番ホールだったが、デイにとってはこの日の最終ホール。警備に付き添われながら、スコアテントに向かい、サインをしてから病院に向かった。

　また、昨年の８月末にはミシシッピーで開催された試合で、ジョン・デーリーが呼吸ができなくなって倒れ、死にかけたのも18番ホールだった。

　最終ホールは体力的、メンタル的にも疲労はピーク。スコアだけに気をとられないようにしたい。

　
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